私は、2017年7月に初めての転職をしました。
Fintech(フィンテック)ベンチャー企業の広報立ち上げというポジションで入社、広報としてのキャリアのスタートはここからです。
(ちなみに、それまでは金融総合代理店でファイナンシャルプランナーとして、セミナー講師やコラムの執筆などをしていました)
- スタートアップで1人部署。立ち上げ
- 何をすべきかわからない
- どうすることが正しいのか相談する人も身近にいない…
そんな状況からだったので、毎日が不安でいっぱい!汗
入社前〜入社後は以下の3つのインプットをガムシャラにやっていました。
- 本を読む!
- 広報向けセミナーや勉強会へ行く
- 名刺交換した広報さんに会って情報交換をする
今日はこのうちの「本を読む」で、今も私のバイブル的存在で折に触れて読み返すオススメの5冊を紹介したいと思います。
これらに加えて、本屋などで手にとって自分にとってフィーリングが合う本も買い、合計で10冊くらい読めば、広報とは?だったり、どんな事が出来たらいいのか掴めると思います。(わかると出来るは別…涙)
では、ご紹介します!
その1「逆襲の広報PR」野澤直人氏著
これは、本当に具体的で実践的!スタートアップの広報にとっては非常にありがたい内容が盛りだくさんの一冊です。なぜなら、抽象的なことは書かれているけど「で、どうしたらいいの?」というネクストステップがよくわからない本がたくさんあるから。
「まず最初にどうしたらいいの?」というお悩みを持っている方は、この本に書かれていることをそのままやってみると良いと思います。ちょっとお値段が高いのですがぜひ読んでみてください!
その2「6 RULES OF STRATEGIC PR/戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則」本田哲也氏著
これもとても勉強になります。「PRの究極目標はビヘイビアチェンジ」であって「パブリシティ」はあくまで手段、しかも歯を磨くように当たり前にやってのけるものだと書いてあります。(詳細はぜひ読んでみてください)
この本のおかげで、私が広報として「何をやるべきなのか?」という軸ができたというか、この究極目標を達成してみたいと思うようになりました。おすすめです。
その3「改訂版 広報・PR概論」公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会 著・編集
3番目に持ってくるものじゃないかもしれませんが。。。PRプランナー1次試験の勉強用テキストです。ザ・教科書と言えるでしょう。広報やPR業務の基本について、非常に幅広く解説されています。
300ページ以上あって疲れている日に読むと眠くなるのですが、広報になったらこれも必ず読んでおきたい一冊です。
その4「稼ぎが10倍になる「自分」の見せ方・売り出し方」野呂エイシロウ氏著
ちょっと、本流の広報用の本、とはズレてしまうかもしれませんが。。。面白い本です!広報・PRとしての職務をまっとうしようとする以上、私は自分のPRもできなければいけないと思うんです。(広報じゃなくても、自分のブランディングや発信などを考えているあらゆる人にオススメ!!)
今の時代、会社ではなく中の人である個人が何を考えて、どんな風に発信するのか?が重要だと感じています。(blogやSNSなどの活用もそうです)その指南書として、実例を交えてわかりやすく書かれた一冊です!*野呂さんの他の本もおすすめです!
その5「最強のPRイノベーターが教える 新しい広報の教科書」栗田朋一氏著
こちらはPRアカデミーの主催もされている、栗田さんの本。
メディアの方とのお付き合いの仕方や、社内ネットワークの構築について、また他社の広報さんとの連携など、広報として仕事をしていくうえで必ず疑問や悩みになるであろう、「あるある」な事例をふんだんに用いて紹介してくれています。
平易でやさしく書かれているのですが、すぐに使えるネタ満載の一冊です。
番外編「広報マスコミハンドブック」
こちらは日本パブリックリレーションズ協会から毎年発売されているものなのですが、メディアの事業所所在地、TV視聴率、雑誌等の発行部数やWebメディアのPV数などのほか、日々のイベント情報などが掲載されています。
私も今でこそ、テレビ局や雑誌編集者、Webメディアの所在地が普通に出てくるようになりましたが、最初はちんぷんかんぷんでした。
これを持ち歩くorデスクに置いて必要な時に辞書のように使うのが便利です。
最初、ランキングにしようかと思ったのですが、どれも違う視点やポイントで書かれているので甲乙つけがたし!
あくまで私の独断で選んでいますので合う・合わない、好き嫌いもあると思うのですが、私は、最初は幅広く学んでみるのも一つのやり方だと思います。
ご参考になれば幸いです!