こんにちは。
前回、第1回目↓は思いの外たくさんの方に読んでいただけてすごく嬉しかったです!
結構気合い入ってノッてる時じゃないと書けないので(あと物理的に書く時間が...)間がかなり開いてしまいました。。
今回、2回目は「良い感じかも?」と思ってからのお話を書きます。
うーん、この回で終わるかな??
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その後、プロデューサーさんとのやり取りは続きます。
例えば、ある時は「新聞で報道されている内容」についての問い合わせでした。
当時いた会社を取り巻く業界はまだ新興で、ある種の「問題」が表面化してきていた時期です。
新聞記事をスキャンしたデータが送られてきて、そこに書いてある内容はどういうことなのか?どういう背景でそのようなことが起こっているのか?などのご質問をいただきました。
それに対して、業界としてどういう改善をしようとしているか(例えば、当局への働きかけや、直近・中期での見通しなど)、自社は問題が起きないようにどういう点で注意をしているのか、など一つひとつを丁寧に「正確に」回答させていただきました。
マスメディアで報道をする以上、消費者にとってマイナスになったり、誤解を招くような事、おかしな事は取り扱えないですよね。
とても慎重に確認をしてくださっていることがわかりました。
またある時は、「どんな画(え)が撮れますか?」というご質問もいただきました。
テレビですもの、映像がないと、映像でストーリーを見せられないとどうにもなりませんよね。こちらも当たり前のご質問です。
とはいえ、まだ入社してから2ヶ月ほどだったので、今自社でどんな案件が動いているのかの詳細や、進捗など把握しきれていません。。
社内の関連部署の人たちに時間をもらい、まず自分がイメージを掴み、それをわかりやすくパワポにして提出する!ということをしました。
それが正しいかはわかりませんが、大きなタイトル・見出しと、ストーリーになるような小見出しをいくつか作り、そこに社内にある写真・ネットで拾ってきた写真などを貼り付けて、ビジュアルで伝わるような資料を作りました。
(退職してしまったので、当時の資料が手元にないのが残念です)
気をつけていたのは、
先方が欲しい答えを正しく把握して、できる限りのスピードで回答する
ということです。
業界や、自社を取り巻くことについてのご質問、今回もし取材になった場合にはどんな内容が撮れるのか、どんなスケジュールなのか?
など、とにかく社内のいろんな人に助けてもらいながら、出来るだけ早く、正確な情報を!
その時点でわからなければいつわかるのかを伝える。
という感じで何往復かのやり取りをしました。
そんなある日「今度ディレクターと一緒に御社へ伺いたい」というご連絡をいただきました。
私としては、あの夏の日のプレゼンテーションのようなことをもう一度ご説明して(説明するのは代表ですがw)「引き続き検討をしてもらえそうだな♪」という感じで手応えを感じていました。
そして当日。
プロデューサーさんと、2人の初めましての方、合計3人が来社しました。
皆さんスーツです・・・!
ピリッと緊張しましたが、予定通り自社の概要、事業内容、今回どんな画が撮れそうか、という取材先候補のご説明などをひととおりさせていただき、その日は終わったと思います。
(・・・記憶が定かでない)
後日(結構すぐだったような?)プロデューサーさんから連絡があり、
取材が決まりました!
と。
(∵)?
・・・・.∵・(゚ε゚ )ブッ!!
ぎゃあぁぁあ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━!!!!
それは突然に。
ほんと、嬉しすぎてこの辺りのことはよく覚えていません笑
私がシロウトすぎてよくわかっていなかったのですが、先日のディレクターさんの来訪は「顔合わせ」だったようです^^;
(ドキドキシナクテヨカッタジャン!!)
というわけで、あれは9月の終わり頃、面接の時に代表が出たい!と言っていた、あの「ガイアの夜明け」で取材してもらえることが決まりました!
取材は、社内の執務室・会議の様子などはもちろん、大阪で開催したセミナーや、今でも根に持っている私が置いてけぼりになった代表の海外出張、初詣、代表の家(笑)など長い期間(実質2ヶ月半くらい)にわたりました。
会社は誰も知らないような小さな規模(私が入社した時は18名くらい)で、広報はわたし一人でしたし、テレビの取材も誰も受けたことがなく、とにかくみんなでドキドキソワソワしていました。
終盤になり、どうしても使いたいと言われたある「動画」が現地から届かなくて、深夜の編集締切時間のギリギリまで社内から現地に交渉をしたり(何言ってるかよくわからないと思いますが、、)
お正月が明けての放映直前は、場所や人などの正式な名称等の事実確認でとにかくたくさんのやり取りが大量発生!
土日、夜も関係ありませんw
ディレクターさんからの質問が発生するたび、答えを持っている社内の人に連絡をして打ち返すという作業が続きました。
(なにが大変かというと、海外に確認が必要なことも多く、時差や現地のホリディなどでスムーズに進まないという地理的なアレです。。)
そして迎えた放送日!
いえ、まずは前週のガイアの夜明け放送の直後「次回予告」!!
う、う、うわぁーーーー!!!!
本当に映ってるぅーーーっ(≧0≦)!!
感無量です。ほんと、不思議な感じ。
番組の報道内容は、O.A.でしか見ることができず、当日自分の目で番組を見るまで大幅カットの可能性に苛まれ、毎日悪夢を見て目が覚めるという…
2018年の年明けはガチで胃薬を飲む日々でした。
だって、社内ではすんごい期待があって、サーバーだって落ちないようにマックスに増強しているし、すんごいたくさんの人に協力してもらったし、、、
あと、情報解禁とかそういうことも全然知らないから、どう行動したらいいのか不明すぎて間違ったことをして番組側から怒られないか不安だし。。。
しかし
そんな情緒不安定の中迎えた当日は、約20分弱にわたり当時の会社のことを紹介してくださるという奇跡のような時間でした。。。
その後、ビジネスオンデマンドで何回視聴したかわかりません。
ほぼ毎晩、番組をツマミにしてお酒を呑んでいました。
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トップページが松下奈緒さんに変わりましたね^^
綺麗!
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振り返って。。。
あれから2年経った今でも変わらず
本当に、忘れられない幸せな仕事でした!
あまり触れていませんが、実は担当してくださったディレクターさんがすごく面白い方でwww
何が面白いかはblogなので慎みますが、でも、作られる映像はとても綺麗で面白い!!まさにプロフェッショナル。(カメラマンさんと音声さんは優しい)
長い時間一緒にお仕事をすることを通じて、私の中では勝手にチーム感ができていて楽しすぎました。
vol.1から登場している優しいプロデューサーさんは、金融や経済への強い好奇心を常にお持ちで、「え!そんな場所に行かれたんですか!?」とコップの水を吹き出してしまうような場所に潜入していたり、死線をくぐり抜けている驚異的な方・・・。
本当にありがたいことに、お二人とは、現在でもたまにやり取りをさせていただき勉強させていただいています。
広報という仕事の醍醐味は、関わりが社内だけでなく社外の方にも及び、それを通じてチームのような一体感を感じながら仕事ができることかもしれません。
これはテレビに限らず、新聞や雑誌でも同じです。
恐らく通常は、とくにバックオフィス系の職についていると中のことを常に見て考えていることが多いはずです。
広報として働くと、かなり客観的に社内を見ます。(営業系の方は、共感あるはず)
社会的な側面から見てどうなのか?そのメディアや記者さんから見てどうなのか?外側からの視点も持たざるを得ません。
そうなると、時には自分がどっちの立場なのかわからなくなることも笑
これからも一つひとつの仕事で、メディアの方とチーム感をもって(一方的かもしれませんが…)関係を築けたら良いなと思います。
良い時ばかりじゃないんですけどね。
●また今回もポイント書いておきます
・質問に対する回答は迅速にする
・自分一人じゃどうにもならないから社内の人を頼る
・取材現場には常に立会いディレクターさんが何を求めているかの理解に努める
・撮影時、社内の内部情報の取り扱いに注意する
こんな感じかな。
いかがでしたでしょうか。
何かご参考になることがあれば嬉しいです。